経営の方針を明確にし、管理指標を特定する 

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知的資産経営

知っておきたいポイント

経営の方針を明確にし、管理指標を特定する

自社オリジナルの指標を決めよう

 自社の知的資産を活用して将来収益を生み出す価値創造のストーリーに基づいて知的資産経営を実践していくに当たり、感覚的に実践するのではなく、社内の目安となる「管理指標」を設定し、これらを管理しながら経営を実践することが重要です。
知的資産経営は独自の強みを生かす経営であり、他社と異なる経営を行うことに意味があるため、管理指標も各社それぞれ異なります。
例えば、中古・新刊コミックの卸売事業を展開するU書房では、国内でのシェアトップの地位を確立した強みの1つとして「仕入力」を上げ、月間の冊数や仕入原価等を管理指標にしています。
加えて複合カフェやコミックレンタルを市場に持つ同社は「顧客の要求する新刊が供給できるだけでなく、中古を含めた全てのコミックを全巻揃えて供給できる」ことをモットーにしながら、同時に在庫を滞留させないために仕入と在庫のバランスをとるための管理指標を確立しています。具体的には顧客の販売実績データと経験・ノウハウに基づき、調達難易度・種類・仕入単価・回転期間を組み合わせて、その構成比を指標にして定期的に見直しを行っています。
どんな風にやっているか、といいますと
縦軸では仕入単価が低く回転期間が長いものを上から順にCランク品⇒Bランク品⇒Aランク品とし、さらに横軸で調達難易度が高く種類が多いものを右側に置き、順に左へ低く、少なくしていくことで、常に理想の在庫率を計算しているそうです。